採用競合は本当に把握できていますか?応募が来ない原因は「競合の見誤り」かもしれません

こんにちは!「採用が楽しくなる」をモットーに展開するメディア採用クラブです!
まだまだ採用がうまくいかない企業とたくさん出会います。

・人手不足だから
・少子高齢化だから
・若者が来ないから

市場環境的にも採用がうまくいかない理由はたくさんあります。
もちろん、それらも事実です。むしろ、重要視すべき要素と言えます。

しかし、採用がうまくいかない原因を市場環境「だけ」に求めてしまうと、
改善策が見えなくなってしまいます。

そこで今回は、「採用競合」という視点から、
応募が集まらない本当の理由を考えてみたいと思います。

採用競合とは、「同じ求職者を取り合っている企業」のことです。
ここで重要なのは、採用競合=同業他社ではないということ。

例えば、埼玉県で製造オペレーターを募集している企業があったとします。
その企業が考える競合は、同じ製造業、同じ工業団地、同じ業界かもしれません。
しかし求職者から見れば、
物流会社、建設会社、地元の大手企業、公務員、小売業…
たくさんの選択肢を視野に入れて求職活動をしています。
企業が思っている以上に、採用競合は広いのです。

採用相談を受けていると、多くの企業が競合を狭く捉えています。

製造技術者を募集している企業の場合、
設備保全、施工管理、ドライバー、サービスエンジニアなども競合になります。

施工管理を募集している企業の場合、
工場の設備管理、不動産管理会社、インフラ関連企業なども
採用ターゲットが重なっています。

ドライバー募集であれば、
製造業の工場勤務、建設現場、倉庫作業などへ流れているケースもあります。

求職者が見ているのは、給与、休日、通勤距離、残業時間、将来性、職場環境、
その他、企業の風土や人間関係などです。
業界ではなく、自分にとって魅力的な働き方を選んでいます。

競合分析をしていない企業に多いのが、「給与を上げれば応募が来る」という考え方。
しかし、採用競合を知らないまま給与だけを上げると、
終わりのない条件競争になります。
採用市場では、条件だけで勝ち続けることは難しいのです。

採用がうまくいっている企業には共通点があります。
それは、自社の魅力を理解していることです。

給与では勝てなくても、
未経験育成に強い、人間関係が良い、残業が少ない、
資格取得支援が充実している、転勤がないなど、
競合との差別化ポイントを持っています。
だからこそ、競合分析と魅力設計が重要になるのです。

実際に求職者の立場で求人サイトを見てみることです。

例えばIndeedで自社の募集職種を検索し、
給与、勤務時間、休日、福利厚生、キャッチコピー、写真、求人タイトルを比較してみましょう。

自社の魅力は自社の人ほど気付きにくいものです。
だからこそ、第三者の視点で魅力を整理することが重要です。

採用コンサルタントが介在する価値の一つも、まさにここにあります。

採用競合とは、同業他社だけではありません。
求職者が比較対象として見ている企業すべてが競合です。

競合を知ったうえで、自社の魅力を整理し、差別化ポイントを明確にし、求人原稿へ反映することが採用成功への第一歩になります。
応募が来ない原因は、採用市場そのものではなく、競合の見方にあるかもしれません。