給与だけでは勝てない時代に。採用で伝えるべき“魅力”とは?

こんにちは!「採用が楽しくなる」をモットーに展開するメディア採用クラブです!
採用活動をしていると、
「応募が来ない」
「給与を上げても反応が変わらない」
「競合より条件は悪くないはずなのに採用できない」
といった悩みを抱える企業は少なくありません。

その結果、「もっと給与を上げるしかない」という結論に至るケースもあります。
もちろん給与は重要です。
しかし、現在の採用市場では給与だけで選ばれる時代ではなくなっています。
実際に採用が成功している企業を見ると、給与以外の魅力を上手に伝えています。
今回は、採用で本当に伝えるべき“魅力”とは何かについて整理していきます。

それではスタート!

まず前提として、給与は今でも重要な要素です。
しかし、求職者が求人を見るとき、給与だけを見て応募しているわけではありません。

例えば、月給30万円の求人が2社あった場合、
求職者は仕事内容、働く環境、人間関係、将来性、休日、通勤距離などを比較します。
つまり、給与は「応募条件」であって、
「応募理由」ではないケースが増えているのです。

現在の採用市場では、求職者は複数の求人を比較しています。
その中で見ているポイントは大きく5つあります。

■お金:給与、賞与、昇給
■働きやすさ:休日、残業、福利厚生
■成長:技術が身につくか、キャリアアップできるか
■安心感:会社の安定性、人間関係、定着率
■やりがい:仕事内容の魅力

求職者は「この会社で働く未来」を見ているのです。

採用相談をしていると、企業側は「うちは特別な魅力なんてないですよ」とおっしゃることがあります。
しかし、詳しく話を聞いていくと魅力がたくさん出てきます。

■技術力:特殊な加工技術、業界トップクラスの設備、国家資格取得支援
■顧客:大手企業との取引、有名製品に関わる仕事
■社風:面倒見が良い、若手が活躍している、上司との距離が近い
■将来性:成長業界、安定受注、事業拡大中

これらは企業にとっては当たり前でも、求職者から見ると大きな魅力です。

また、別のケースとして
「求職者にとっての魅力を勘違いしている」のもあるあるです。
例えば、自社の魅力として
「最新の商品を低価格で提供している」
を挙げている企業様がいらっしゃったとします。

確かにこれは企業の魅力のひとつであることは間違いないです。
ですが、これはこの企業の「顧客」に対する魅力です。
裏を読めば「最新の商品を扱える」とか「低価格だから売りやすい」といった
求職者へのメリットにもなり得るのですが、
「最新の商品を低価格で提供している」という言い方だと
完全に目線が顧客に向いており、求職者がメリットと受け取りにくくなります。

例えば『技術力があります』だけでは魅力になりません。
求職者が知りたいのは、だから自分にどんなメリットがあるのかです。

・技術力がある → 市場価値が上がる
・安定企業 → 長く働ける
・教育制度がある → 未経験でも挑戦できる

魅力とは企業の特徴ではなく、求職者にとっての価値なのです。

理由はシンプルです。多くの企業は「当たり前すぎて気付いていない」からです。

例えば、製造業のお客様で「未経験者を育てる文化」が根付いている企業がありました。

しかし求人には、そのことが一切書かれていませんでした。
企業からすると当たり前ですが、
求職者からすると「未経験でも本当に大丈夫なんだ」と思える重要な情報です。

つまり、魅力がないのではなく、伝わっていないだけなのです。

おすすめは「なぜ社員が辞めないのか」を考えることです。
人間関係が良い、技術が身につく、残業が少ない、社長との距離が近い、安定している。
社員が働き続ける理由の中に、採用で伝えるべき魅力が隠れています。

また、「最近入社した社員に聞く」こともおすすめです。

■質問例
・なぜ入社したのですか?
・入社前に不安だったことは?
・入社後のギャップは?

この回答の中に、求職者に刺さるヒントがたくさんあります。

自社の魅力を自社だけで見つけることは意外と難しいものです。
企業にとって当たり前になっていることほど、魅力として認識されにくいからです。

■未経験者を丁寧に育てている
■社長との距離が近い
■人間関係が良い
■特殊な技術を持っている
■安定した取引先がある。

こうしたことは社内では「普通のこと」になっています。
しかし求職者から見ると、「その会社を選ぶ理由」になることも少なくありません。

私たちは、求人原稿の作成だけではなく、
自社の魅力整理、採用ペルソナ設計、採用競合分析、採用戦略の立案など、
採用成功につながる土台づくりからお手伝いしています。

給与はもちろん重要です。しかし、給与だけで採用できる時代ではありません。
求職者が見ているのは、
働きやすさ、やりがい、成長、安心感、将来性など、
「この会社で働く意味」です。
だからこそ、条件を並べることではなく、
魅力を伝えることが重要です。
そして魅力とは、多くの場合、企業の中にすでに存在しています。
ぜひ一度、「自社の魅力は何だろう?」という視点で考えてみてください。
それが、採用成功への第一歩になるかもしれません。