あなたの会社では、何人応募が来たら採用成功でしょうか。
10人でしょうか。50人でしょうか。100人でしょうか。
もちろん、応募が多いことは悪いことではありません。
しかし、少し考えてみてください。
応募が100件あったのに採用できなかった会社と、
応募が1件で採用できた会社。
本当に成功したのは、どちらでしょうか。
こんにちは!「採用が楽しくなる」をモットーに展開するメディア採用クラブです!
近年、採用市場は大きく変化しています。
少子高齢化による人口減少、働き手不足、有効求人倍率の上昇。
こうした変化により、
多くの企業が「求人を出しても応募が来ない」
という課題を抱えるようになりました。
その結果、広告予算を増やしたり、掲載媒体を変えたり、掲載期間を延ばしたりと、
さまざまな工夫を行っています。
もちろん、それらも大切な取り組みです。
しかし、採用支援を続ける中で、
私たちは一つの違和感を覚えるようになりました。
それは、「応募を集めること」が採用活動の目的になってしまっている企業が少なくないということです。
本来、採用活動の目的は何でしょうか。
今回は、「適材適所の採用」という視点から、これからの採用について考えてみたいと思います。
「応募を集める採用」は限界を迎えつつある
昔の採用は、とてもシンプルでした。
求人を掲載し、応募が集まり、その中から企業が人材を選ぶ。
応募が多ければ多いほど、企業は選択肢を持つことができました。
しかし現在はどうでしょうか。
求人を掲載しても応募が来ない。応募があっても条件が合わない。
ようやく面接まで進んでも辞退になってしまう。
こうした状況は、多くの企業で当たり前になりつつあります。
人口減少が進む日本では、昔と同じ採用手法が通用しなくなってきています。
だからこそ、これからは「応募数」を競う採用ではなく、
「採用につながる応募」を目指す採用へと考え方を変えていく必要があるのではないでしょうか。
応募100件より、採用1件の価値
採用活動では、「応募が○件ありました」という報告をよく目にします。
もちろん、応募数は重要な指標です。
しかし、それだけで採用の成功・失敗は判断できません。
応募が100件あっても採用できなければ、
その採用活動は成功だったと言えるでしょうか。
反対に、応募が1件でも、その一人が採用され、長く活躍してくれたらどうでしょう。
企業にとって本当に価値があるのは、後者ではないでしょうか。
採用の目的は、応募を集めることではありません。
採用すること。
そして、
採用した人が活躍し、定着すること。
この本来の目的を忘れてしまうと、応募数だけを追いかける採用になってしまいます。
適材適所の採用とは何か
では、「採用につながる応募」とは何でしょうか。
それは、自社で活躍できる人からの応募です。
ここで重要なのは、「活躍できる」という言葉です。
採用では経験や資格を重視する企業が少なくありません。
もちろん、それらは大切な判断材料です。
しかし、経験がある人が必ず活躍するとは限りませんし、
資格がある人が必ず定着するとも限りません。
実際に活躍する人は、会社の価値観に共感し、働き方が合い、仕事内容にやりがいを感じ、
周囲との関係性を築きながら成長していきます。
つまり、経験や資格だけでは測れない要素が数多く存在するのです。
適材適所の採用とは、履歴書を見ることではありません。
その人が、自社で力を発揮できるかどうかを見極めること。
それこそが、これからの採用に求められる視点なのです。
採用とは「選ぶ」ことではなく「選び合う」こと
以前の採用では、企業が求職者を選ぶという考え方が一般的でした。
しかし現在は違います。求職者もまた、企業を選ぶ時代になっています。
給与や休日はもちろん、勤務地や働き方、教育制度、人間関係、
会社の雰囲気、将来描けるキャリアまで、
さまざまな情報を比較しながら「自分に合う会社」を探しています。
つまり、採用とは企業だけが一方的に選ぶものではありません。
企業と求職者がお互いを理解し、お互いを選び合うこと。
その結果として入社が決まり、その後も活躍し続けることが、
本当の意味での採用成功ではないでしょうか。
だからこそ企業は、「どんな人が欲しいか」だけを考えるのではなく、
「どんな人なら自社で活躍できるのか」という視点を持つ必要があります。
採用活動とは、人を選別することではなく、お互いに最適な出会いをつくる活動なのです。
採用とは、人と仕事をつなぐこと
私たちは、採用とは人を集めることではないと考えています。
採用とは、人と仕事をつなぐことです。
その人が能力を発揮できる仕事があり、
会社にはその力を必要とする役割がある。
この二つが重なったとき、初めて「良い採用」が生まれます。
だからこそ、経験や資格だけではなく、価値観や強み、仕事への考え方、
将来どのように成長したいのかまで含めて見ていくことが重要です。
企業が求めるものと、求職者が求めるもの。
その両方が重なって初めて、採用後の活躍や定着につながります。
私たちが考える「適材適所の採用」とは、
単に条件が合う人を採用することではありません。
その人が最も力を発揮できる場所と仕事を結び付けること。
それこそが、本当に価値のある採用だと考えています。
これから目指すべき採用とは
人口減少が進むこれからの時代、
応募数だけを追いかける採用には限界があります。
だからこそ、一人ひとりとの出会いを大切にする採用へと
変わっていかなければなりません。
私たちが目指したいのは、応募100件ではありません。
採用・活躍につながる1件の応募です。
その一人が会社で活躍し、やりがいを持って働き、長く定着してくれる。
企業も、求職者も、「この出会いがあって良かった」と思える採用。
そんな採用を一つでも増やしていくことが、
これからの採用活動に求められるのではないでしょうか。
採用はゴールではありません。
入社後に活躍し、その人自身も会社も成長していくことまで含めて、
初めて採用は成功したと言えます。
だからこそ、私たちは応募数という数字だけではなく、
その先にある「活躍」まで見据えた採用を目指していきたいと考えています。
まとめ
採用市場が大きく変化している今、企業に求められるのは、
応募数を追いかける採用ではありません。
一人ひとりの求職者と向き合い、
その人が本当に活躍できる仕事へつなげる採用です。
経験や資格だけではなく、価値観、強み、会社との相性まで考えながら、
人と仕事を結び付けていく。
それが「適材適所の採用」です。
私たちは、採用とは人を集めることではなく、人と仕事をつなぐことだと考えています。
そして、その出会いが企業と求職者、双方にとって価値あるものになったとき、
初めて「良い採用」が実現します。
応募100件より、採用・活躍につながる1件。
これからの採用が目指すべき姿は、そんな「1応募1採用」なのではないでしょうか。

