【続編】採用を「商品の販促(マーケティング)」に置き換えたら、やるべきことが全部見えた話

【記事の要約】

 ・結論
  採用活動における迷いや失敗の多くは、
  「自社の採用」を「商品の販促(マーケティング)」に
  置き換えて考えると驚くほどクリアに解決します。

 ・販促と採用の完全対比(4つのステップ)
  ①ペルソナ設計(誰に)
   「誰でもいいから買ってほしい」ではなく、
   ターゲット(理想の1人)を絞り込む。

  ②強みの明確化(何を)
   競合商品(他社求人)と比較し、
   自社ならではのUSP(選ばれる理由)を言語化する。

  ③チャネル最適化(どこで)
   ターゲットが日常的に集まる場所にメッセージを届ける。

  ④データ運用と歩留まり改善(どうやって)
   認知から購入(入社)までの全フローを数値データ化し、
   ボトルネックを特定して改善運用し続ける。

 ・まとめ
  「商品を売る」のと同じ構造で
  「自社という働く環境」をプロモートし、
  データに基づく改善を回し続けることこそが、
  これからの採用成功の要となります。


こんにちは!採用クラブです!

以前書いた記事で、
「採用はマーケティングである」
というテーマをお伝えしました。
(▼その時の記事はこちら▼)

そうはいっても、
「採用にマーケティングの思考を取り入れると言われても、
 具体的にどう考えればいいのか分からない…」
と、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、採用を
「商品の販売促進(販促マーケティング)」に置き換えて
考えてみようと思います!

「自社という商品を、求職者という顧客に届ける」
という視点を持つと、
採用活動で今何が足りていないのかが
くっきりと見えてきますよ。

まず、販促(商品マーケティング)と採用活動のプロセスを並べて比べてみましょう。

販促マーケティング(商品)採用マーケティング(人材)現場で起きがちな失敗
ターゲット(誰に売るか)採用ペルソナ(誰を採るか)「誰でもいいから買って(応募して)ほしい」と八方美人に書いて誰にも刺さらない
商品の強み・USP(何を売るか)自社の魅力・EVP(何を伝えるか)他社と同じようなスペック(条件)だけを並べて埋もれる
販売チャネル(どこで売るか)採用媒体・手法(どこで出会うか)ターゲットがいない場所(合わない媒体)に広告を出し続ける
歩留まり・データ運用(購入までの導線)選考プロセス・数値運用(入社までの導線)フローごとの数値を追わず、ただ広告を打ち続けて費用を溶かす


こうして並べてみると、
採用活動で行うべきことは
「自社という商品を魅力的にプロモートし、
 データをもとにプロセスを最適化すること」
と完全に同じ構造であることが分かります。

具体的にどのように思考をシフトすべきか、
4つのステップで紐解いていきます。

新商品を開発するとき、
「日本国民全員に買ってほしい」
というコンセプトで作られた商品は、
結局誰の心にも刺さらず売れ残りになります。
売れる商品は
「30代・働く単身女性・時短重視」
のようにターゲットが明確です。

採用も全く同じです。

「元気でやる気があって、素直で、経験もある人」
といった欲張りなターゲットや、
「未経験歓迎」という大雑把な打ち出しでは、
本当に欲しい優秀層には刺さりません。
「自社で一番活躍している社員Aさんのような人」と
具体的に1人に絞り込むことが販促の第一歩です。

市場には類似商品(競合他社の求人)が溢れています。
その中で自社商品を選んでもらうには
「他社にはない強み(USP=Unique Selling Proposition)」
が必要です。

「大手より給与が高い」などのスペック勝負で
勝てない中小企業であっても、
「社長との距離が近く意志決定が爆速」
「固定残業がなく残業ゼロ」
「特定のスキルが身につく」
といった、局地戦で勝てる自社ならではの強みが必ずあります。
その強みを言語化して提示することが重要です。

高齢者向けの健康食品を、
若者に人気のTikTokだけに広告を出しても売れません。
ターゲット層が日常的に利用している
メディアに出稿する必要があります。

採用でも
「Z世代の若手を採りたいのに、シニア層が多い地方誌だけに載せる」
「ITエンジニアを採りたいのに、総合求人サイトだけに頼る」
といったミスマッチが多発しています。
ターゲット(理想の応募者)が日常的にどこで情報収集しているか
逆算して媒体を選びましょう。

マーケティングにおいて最も重要なのが
「データの数値化と運用」です。

商品を認知してから購入に至るまでの
全プロセス(認知 ➔ 詳細閲覧 ➔ 買い物かご ➔ 購入)
をデータ化し、「どこで顧客が脱落しているか」を
分析して手を入れていきます。

採用も全く同じです。
認知(表示数) ➔ 応募 ➔ 書類選考 ➔ 一次面接 ➔ 内定 ➔ 入社
という「すべてのフローを数値化(データ化)」しなければなりません。
たとえば…

・表示数が少ない場合
 ▶配信設定や求人タイトルの見直し
・閲覧されているのに応募されない場合
 ▶原稿の魅力やターゲット訴求の見直し
応募はあるのに面接に来ない場合
 ▶応募後の連絡速度やメッセージ文面の改善
面接まで進むのに内定辞退される場合
 ▶面接官の動機形成(引きつけ)や選考スピードの見直し

といった具合です。

「求人を出して終わり」にするのではなく、
すべての工程の歩留まり(転換率)をデータとして追跡し、
ボトルネックになっている箇所を特定して
タイムリーに改善していく
「運用思考」こそが、採用マーケティングの真骨頂です。

今回は、「採用」を「商品の販売促進(販促)」に
置き換えて考える思考法について解説しました。

・「自社という商品」を「求職者という顧客」
 に届ける構造は販促と完全に同じ。
・ペルソナ(誰に)、強み(何を)チャネル(どこで)
 を明確にしておく。
・認知から入社までの全フローをデータ化し、
 歩留まりの課題を抽出して運用改善する

「自社を商品として見たときの強み
 (選ばれる理由)が自分たちでは分からない…」

「採用フローのデータを可視化して、
 どこに課題があるのか分析・改善してほしい!」

とお悩みの採用担当者様は、ぜひお気軽にお声がけください。

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